2008年9月26日金曜日

六道珍皇寺★★★



洛東-

臨済宗建仁寺派。小野篁が冥府に通っていたと言われている「井戸」の入口が今も残り、六道まいりで有名。昔は鴨川までが町であり、鳥辺野と呼ばれた清水辺りは死体が無造作に放置かれていた。そのためこの地にそのような話ができたのであろう。出口は嵯峨野の福生寺にあったという。この辺りも同じような環境であった。

●2008.9.26(金)
今日は特別公開ということで普段は公開されていない仏像や軸が見ることができた。
地蔵菩薩立像・伝定朝作や薬師如来坐像(重文)・最澄作もあるが、篁作の閻魔大王坐像は必見である。篁像もいい。袖がふわりとして軽やかであった。佛像以外にも面白い軸がある。特に十界図や血の池地獄図(共に江戸時代)はいい。こういう軸の複製があったら欲しいなぁと思う。

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