2008年10月6日月曜日

東大寺★★★★


(世界遺産)奈良-

華厳宗総本山。743年に開創。連公麻呂作の廬舎那佛坐像(国宝)は何度見ても迫力がある。また運慶らの作である南大門の金剛力士立像(国宝)や四天王立像(国宝)等多くの佛像がある。

●2008.10.5(日)
本日は年に一回という快慶作の僧形八幡神坐像の公開。ここには何度も来ているが初めての拝観。東大寺は周辺の駐車場が混んでおり、また1000円/日という一律料金設定は如何なものかと思う。

(勧進所)
ここは拝観料は無料。確かに昔は拝観料などなく賽銭という形だったが、このほうがいい。拝観料があると、賽銭は・・・・拝観料払ったし・・・・とついつい思ってしまう。
まずは入って右手に五劫阿弥陀坐像。
この近くの五劫院にもいるが、まだ見ていない。初めての五劫阿弥陀。やっぱりインパクトがある。どうみてもアフロに見えてしまう。また頭に力を入れたためか、顔が結構平坦。おかめさんにも見えてしまう。ただ四方を護る四天王が引き締めてくれている。小振りな四天王だがなかなか良い表情をしている。

(戒壇院)
拝観料大人500円。
ここでは塑像四天王立像(国宝)が見られる。
塑像であるため劣化が激しく、彩色もほとんどなくモノトーン。崩れやすいため近年、手も新たに修復したものであるという。
多聞天はやはりキリッとした表情がいい。持国天に踏まれている邪鬼は踏まれっぷりがよく、増長天の邪鬼はむっちゃ痛そうに踏まれているが、皆カメラ目線なのが面白い。

(法華堂(三月堂))
拝観料大人500円。
国宝である不空羂索観音や日光・月光菩薩、四天王、梵天・帝釈天、金剛力士等が見られる。
奈良時代に作られたお堂は天井も高く、腰掛(畳)に座ってゆっくりできる。
しかし暗いため、特に遠くにある吉祥天や弁財天は見にくい。弁財天には手が6本あった。
不空羂索観音は眉と目の一部に金が残り、それが怒っているような表情に見える。日光・月光菩薩は顔・手が小さくスッとした面持ち。
塑像のためか違った印象を受ける。
四天王は戒壇院と比べると大きく、また少し荒っぽい感じで乾漆像とは思わなかった。
全体的に適当に並べたという感は否めなかったが、お堂の大きさ、佛像の大きさ、数に圧倒されてしまう。

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